2011年2月7日月曜日

日本のSUSHI レストランを経営する韓国人オーナーに訊いてみた

現在アメリカ西部にある日本のレストランのほとんどは韓国人によって経営されています。(中部、東部の事は知りませんが)

ウエイトレスも、もちろん店によって違うと思いますが半分ぐらいは韓国人だと思います。後は、もう色んなアジア人達が、そして最近は不景気が影響してか、アメリカ人もSUSHI レストランでサーバーとして働いています。

寿司シェフは韓国人が圧倒的に多いですが、メキシコ人の寿司シェフも徐々に増えてきています。

 キッチンで働いているのはほぼメキシコ人です。あなたが注文するTEMPRA,TERIYAKI はだいたいメキシコ人シェフが作っていると思っていいです。

なんか寂しく感じるのは私だけなのかな?

以前私が働いていたレストランのオーナー(韓国人)が、従業員全員を韓国のレストランに 招待してくれた事があって、そこで食べた韓国料理があまりにも美味しかったので、ある時オーナーに失礼かもしれないけど思い切って訊いてみた事があるんですよ。
こんなに韓国料理は素晴らしいのに、どうして韓国人は韓国料理で勝負せずに日本のレストランを経営をするんですか?」と。

そうしたら、そのオーナーはしばらく考え込んで
「だってアメリカ人は韓国料理の事あまり知らないからね。お寿司や天ぷらは誰でも知っているからだよ。」と・・・。

「でも、今から4、50年程前までは、アメリカ人たちは生の魚を食べる事を野蛮だと言って口にしなかったんですよ。 EDAMAMEだってTEMPRAだってTERIYAKIだって最初は誰も知らなかったんですよ。それをある日本人がなんとかこちらの人に寿司の良さを知ってもらおうと色々工夫を重ねてSUSHIは今の地位を得たんですよ」と私が言うと、しばらくそのオーナーは何やらまた考え込んでしまいました。

そのわずか数ヵ月後、 彼は経営していた日本のレストランを売りに出し、今は韓国のレストランをアメリカでオープンさせるために着々と準備を進めているようです。

ちなみに上記の『ある日本人』とは、カナダにあるレストラン TOJO’S のオーナー、東條さんの事です。カリフォルニアロールの原型を作った方です。